大会趣旨
1.テーマ
公民館がつなげる地域の人・もの・こと&MIRAI
~しなやかな公民館活動をめざして~
2.趣旨
新型コロナウイルス感染拡大のため,緊急事態宣言によって社会経済活動の制限が設けられたりするなど,国や地方,地域社会は大きな影響を受け続けています。各公民館においても,利用者の要望に応えつつも感染拡大防止に務めなければならず日々難しい判断を迫られております。
さて,我が国の子どもの人口は40年連続減少し続け,全国の高齢化率は30%に迫る勢いで上がり続けるなど少子化・高齢化の進行はますます顕著になり,生産年齢人口の減少とともに地域社会における次世代を担う人材不足も指摘されているところです。一方で,ICT・AIなど情報化・技術革新の著しい発展は,私たちの働き方・生活スタイルやコミュニケーションのあり方などを大きく変えるとともに,社会の多様化やグローバル化をもたらし新たな発想や発展を予感させる側面もあります。
このような変化の激しい時代にあって,地域住民の自由で自主的な自己教育・相互教育の場として中核を担ってきた公民館は,自治体の財政逼迫や平成の大合併に伴う再編整備などによりその数を減少し続ける中で,公民館類似施設の増加や首長部局への管理移管・防災拠点避難所としての役割・職員の勤務形態の多様化・社会的なニーズの多様化・地域コミュニティの形成と強化など様々な課題にどのように取り組んでいくのか問われています。「誰でも使える身近な場所」として,市民センターと公民館の違いなどは,地域住民にとってはそれほど問題ではなく,生涯学習・社会教育の拠点として「集う 学ぶ つながる」居場所として地域住民に,より開かれた柔軟でしなやかな取り組みが求められているのではないでしょうか。変化の激しいこれからの社会の中で,公民館がどのように地域住民の取り組みを作り上げていくかを参加者の皆様とともに深めていきたいと思います。
3.主催
公益社団法人全国公民館連合会・関東甲信越静公民館連絡協議会・山梨県公民館連絡協議会
第43回全国公民館研究集会第61回関東甲信越静公民館研究大会山梨大会実行委員会
4.後援(予定)
文部科学省・山梨県・山梨県教育委員会・山梨県市長会・山梨県町村会
山梨県社会教育委員連絡協議会 他
5.対象者
公民館関係者・公民館運営審議会委員・教育委員・社会教育委員・教育委員会事務局職員
社会教育関係施設職員・公民館利用者・社会教育団体関係者・生涯学習関係者 他